心理学といっても、「世間一般での認識」と「本来の意味」とでは、少しズレがあるのをご存知だろうか?
例えば、多くの場合「心が読める・人を操る」といったことをイメージしたり、「そういった書籍や記事を見かけるよ」という方も多いでしょう。
しかし、実は心理学における本来の意味や目的というものは、そのようなものではありません。
本記事では、そういった認識の違いから、意味や目的などについてわかりやすく解説していきます。
心理学とは

心理学とは、人間の心の動きや、それに伴った言動を科学的に研究・探究する学問です。例えば『特定の条件下をつくり、その中で人は「どのような気持ち・感情・思考回路になり、言動に至るか?」といったことを繰り返し、多くの統計結果から証明していく』などの実験によって、心の動きや言動を研究・探究することがあります。
このように心理学は、心の動きを科学的に証明したり、心の問題(コミュニケーションでの悩みなど)を解決するための手段として、証明された理論を応用したりするもの(目的で使われるもの)です。
そのため、私たちの無意識な思考や言動は心理学でわかることが多くあり、対人関係やビジネスの問題解決などに役立ちます。また、そのような心理学を用いた職業は、「カウンセラー」や「研究者」などが主です。
上記の説明からわかるように、心理学は、人の心を「操る・読む」といった目的や意味をもつ学問ではありません。あくまで、物事における問題解決を目的にした、研究、使われ方をするものであるため、心理学への認識、学び方、使用法は、十分に気をつけることが大切です。
※適切に学ぶ方の迷惑になったり、心理学に対して誤解を招く要因になります。
心理学の種類一覧

心理学には、さまざまな種類・ジャンルが存在します。全てを説明すると長くなるので、ここでは種類だけを簡単に紹介します。
基礎心理学
応用心理学
心理学を学びたい人にオススメの書籍

本記事では、心理学を正しく学びたい「初心者・入門者」にオススメの書籍を3つご紹介します。
1. 心理学入門 こころを科学する10のアプローチ
ほど良い専門性があり、学問として学べる書籍なため、初心者・入門者にオススメの一冊。心理学の書籍の中でも、初めて読む方に理解しやすいことから、最もオススメしたいのは入門者の方。
2. 心理学 新版(New Liberal Arts Selesction)
大学の教科書などにも推奨される書籍であるため、網羅性が高く、本格的に学べる一冊。初心者が手に取る本としては少々難しいものですが、この一冊を完読すれば、大学の4年間がわかります。
3. 心理学 第5版
前提知識を必要とするため、上記「心理学 心版」の次に読むものや、ある程度「心理学への理解がある」という人が読むと良いでしょう。専門性が増し、理解を深めたい方などに向いた書籍です。
まとめ
本記事を読んでいただいた人の中には、心理学というものへの認識が、ガラッと変わった方もいるでしょう。これを参考に、心理学を正しく学び、自分や誰かのために活用できる方が増えると幸いです。

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。
本記事が、読者さんのお役に立てると幸いです。